ボーダーコリーとは?色や柄について

ボーダーコリー

オーストラリアン・ラブラドゥードルをあきらめた我が家は、ブリーダーさんの勧めもあって、ボーダーコリーを検討し始めます。その際に我が家で気にしたボーダーコリーのアレコレです。

ボーダーコリーは中型犬で、 成犬時の大きさは体高53㎝ほど、体重14~22㎏くらいのワンちゃんです。毛が抜ける犬です。子犬から成犬になるまでの見た目の変化を楽しむことができて、成犬になったら見た目がカッコいいなと思い気に入りました。 下にも書きますが運動能力が高いので、アジリティなどを一緒に楽しむことができるのも将来の楽しみの一つです。

ボーダーコリーの性格

ボーダーコリーは牧羊犬に属し、知能は犬の中でも一番高いとも言われている賢い犬です。人間の指示で作業をすることに喜びを感じる犬です。例えば牧羊などの作業で素晴らしい能力を発揮する一方、知能が高いあまり、しっかりとしつけがされていないと、飼い主の指示に従わず、手が付けられなくなるとか。それ故、飼育放棄が多いと聞きました。

運動能力に長けており、ドックスポーツの競技で優勝するワンちゃんはボーダーコリーが多いです。とても活動的で、一緒に運動を楽しみたい飼い主にはピッタリのワンちゃんだと思います。しかし、運動が嫌いな飼い主は避けた方がいい犬種なのかもしれません。毎日の散歩を頑張らないとストレスをためてしまうそうです。

我が家のボーダーコリーも、まだ子犬ですがハイパー(狂ったように走り回る元気なワンちゃん)な面があり、自由にすると走り回っています。その素早さと運動能力にビックリしています。ただ、ケージに入れて、休憩時間なのだと分かると、(もっと遊びたいと鳴くこともありますが)たいていの時間は大人しく待つことができます。

ボーダーコリーの歴史

JKCのサイトの説明によると、ボーダーコリーは次のような歴史があります。

イギリス原産の牧羊犬の中でもっとも作業能力が高いといわれるボーダー・コリーだが、近縁のラフ・コリーほど優雅なスタイルや秀でた顔貌を持ち合わせていなかったため、純粋種としての認定が遅く、つい近年まで公認されなかった。FCIの公認は1987年である。

ボーダー・コリーの祖先犬は、8世紀後半から11世紀にかけてスカンジナビア半島を中心に発生したバイキングが、英国に持ち込んだトナカイ用の牧畜犬だっ たといわれている。その後、土着の牧羊犬やラフ・コリーの祖先犬と交雑し、19世紀末頃にはほぼ現在のタイプとなっていた。しかし、ラフ・コリーなどが ショー・ドッグの道を選択したのに対し、ボーダー・コリーは作業能力のみが重視されたため、牧場にとりのこされ、都市生活者や国外に知られる機会が少な かった。

ショーでワーキング・トライアルやオビディエンス・トライアルが実施されるようになってボーダー・コリーが見直され、晴れて公認犬種となった。

ボーダーとは、国境、県境という意味だが、イングランドから見るとスコットランドは辺境であり、辺境の牧羊犬という意味がこめられている。

ボーダー・コリー | 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ (jkc.or.jp)

ボーダーコリーの色

普通ボーダーコリーというと、ブラック&ホワイトのイメージが強いのではないでしょうか。でも実はカラーの種類は豊富です。

JKCのサイト上には情報が見つけられないのですが、JKCで公認されている毛色は35色という情報を見たことがあります。

アメリカンケネルクラブ(AKC)のサイトの情報を見てみると、AKCでスタンダードとして公認されている毛色は17色あるようです。

DESCRIPTIONSTANDARD COLOR
Black
Blue
Blue Merle
Brindle
Gold
Red
Sable
Sable Merle
White & Black
White & Red
Red Merle
White & Blue
White & Blue Merle
Lilac
Saddleback Sable
White & Red Merle
White Ticked
White & Gold
Seal
Slate
White & Seal
出典:Border Collie Dog Breed Information (akc.org)

JKCとFCI(Fédération Cynologique Internationale(英語名:International Canine Federation))のサイトではカラーは「様々な毛色が認められている。ホワイトが優勢であるのは好ましくない。」とだけ記載されていました。

日本では、一番多い毛色は、やはりブラック&ホワイトだと思います。その他にはレッド&ホワイト、ウィートン&ホワイト、ブルーマール、トライカラー、ブルー&ホワイト、チョコレート&ホワイトなどがよく販売されていました。珍しい色の子は値段が高いようです。我が家はレッド&ホワイトを探していましたが、それほど多くは出ないので、販売されるとすぐに売り切れてしまい、見つけるのが大変でした。

ちなみに、マールとは色のことではなくて、模様のことなのですが、同系色の明るい背景色に暗いパッチの大理石模様のことです。ブルーの色のマールや、レッドの色のマールなど様々います。トライカラーは3つの色が入っている毛色で、ブラック・ホワイト・タン(黄褐色)で構成された毛色が多いと思います。ボーダーコリーではないですが、下のような色具合です。

ところで、マールは掛け合わせに注意が必要な色と聞きました。危険な掛け合わせだと障害が出るのだとか。これについてはブリーダーがしっかりと把握してブリーディングを行っていると思うのですが、心配性な私は、この辺りも気になっていました。気になる方は検索してみてください。

ボーダーコリーの柄

ボーダーコリーを探し始めると気になってきませんか?柄が。

どうもワンちゃんによって模様が違う。。綺麗に左右対称で真ん中にまっすぐと太めのブレーズが入ったボーダーコリーが良い柄とされているようです。

探していると、顔の柄が左右対称じゃないワンちゃんの方が多く、我が家はとても気になっていました。目の周りだけパンダのように色がついている子や、片方に寄ってしまっている子、ブレーズが非常に細い子、など様々です。まっすぐ太めに左右対称なきれいなブレーズが入っている子は売り切れるのが早かった印象です。

また、特にブラック&ホワイトの子で気になったのですが、成長するにつれて、鼻の周りに点々のほくろのような模様が出てくる子がいます。生後30日ごろだと気にならなかったのが、生後60日頃になるとはっきりと色が出てくることが多い気がします。レッドなどの色素の薄目の色の子はあまり点々は気になりませんでした。

ただ、柄が気になるかどうかは人によると思います。夫は最初ほとんど気にしていませんでしたが、私はとても気になっていました。また、写真で見ているととても気になるのですが、実際に会うと、可愛さの方が勝つので、柄は気にならなくなります。我が家のボーダーコリーも少し柄が片方に寄っているのですが、実際に面会すると不思議なもので柄など目に入らず即決でした笑

柄について覚えた用語も載せておきます。

用語意味
ブレーズ顔の真ん中の白い部分のこと。首回りの白い部分までまっすぐつながっていたら、フルブレーズという
カラー首回りを一周している白い部分のことで、太くて綺麗に一周つながっている状態をフルカラーといって、値段が高くなる。つながっていない状態をカラー切れという。
ガングロブレーズがとても細くて、成長とともにほぼ無くなって、黒色になったワンちゃんの顔のこと。
片パンダ顔の片方だけ色が入ったワンちゃん

ボーダーコリーの眼

ボーダーコリーの眼もワンちゃんにより色が違うようで、ブラックやブルーの子もいました。また片方ずつ違う色の子もいまいた。

用語意味
ノーマルアイ通常の眼の色。毛色によりノーマルアイは違うそうです。
バイアイ両方の眼の色が違う

ボーダーコリーの鼻

鼻の色も違います。ブラック&ホワイトはほぼ黒、レッド形はピンクや黒がいまいた。赤ちゃんの頃はピンクと黒が混じっている子もいました。鼻の色によっても印象が違いました。

これらの毛色、眼、鼻などの色は遺伝子によって決まってくるそうです。より専門的に知りたい方は検索してみてくだい。

次の記事もボーダーコリーです。

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